マーチンのウクレレ、カマカのウクレレ
ある日練習熱心なSHU-SANが池のほとりでウクレレを弾いていました。
あまりに一生懸命に弾いていたSHU-SANは汗で指をすべらせて、池の中にウクレレをドボーン!と落としてしまいました。
「どうしよう…、これじゃぁバトキンができない、NUAの例会でみんなに聞いてもらうことができない…」
SHU-SANは涙が出てきました。 すると、池の中からMATTさんがあらわれました。
「練習熱心なSHU-SANよ、おまえのウクレレはこれか?」 と、マーチンのウクレレとカマカのウクレレをさしだしました。
「とんでもありませんMATT様、わたしのウクレレは3,980円(税別)で買った中国産のおみやげウクレレでございます。そんな立派なウクレレじゃありません。」
するとMATTさんは言いました。
「正直なSHU-SANよ、練習熱心なおまえにこの2本のウクレレをさずけよう、ますます精進するがよい。」
と、MATTさんはマーチンのウクレレとカマカのウクレレとSHU-SANの落とした3本のウクレレをSHU-SANに渡しました。
翌月の例会でこの話を聞いたうくれれ・キッドは、その池のほとりに行き、3連を練習するふりをしてわざと池にウクレレを落として、うそ泣きをしました。
すると、池の中からまたMATTさんがあらわれました。
「おまえのウクレレはこれか?」と、MATTさんはキッドにたずねました。
よくばりなキッドは両手をさしだし、
「はい。マーチンのウクレレもカマカのウクレレもわたしのものです。早くください! ついでにコアロハのスタンダードロングネックもくださいっ!」
MATTさんは大声で言いました。
「このうそつきのよくばりキッドめっ!おまえのウクレレはこの2,980円のチューニングもできないウクレレじゃ!」
MATTさんは怒って、キッドに2,980円のウクレレもわたさず池の中に消えてしまいました。
いっしょうけんめいに練習していれば、かならずMATTさんが助けてくれます。